沢田清文->なんだよ!こんなところにまで!
つれてきやがって!番組をぶち壊しやがって
「いや、今日も素晴らしい司会でしたよ。
もう、この業界何年なんですか?」
沢田清文->この業界はもう15年だ!それがどうした!
「いやー 毎回すばらしい司会ですよ
なんかコツなんかあるんですか?」
沢田清文->コツといえばなぁ・・・ちゃんと事前の準備をすることかな
「あと、国語の成績もよくなくてはいけませんよね。
問題読んだりしないといけませんし発音も大切ですしね」
沢田清文->いいかげんにしろ!そんなことはわかっている!
「ところで、私からクイズです
【問題】
この漢字の読みを答えてください
国会」
沢田清文->こっかいだろ!ばかにしてるのか!
「では、「徳川家康」は?」
沢田清文->とくがわいえやす、
こんなことやって何の意味がある
「いえいえ、後1問だけです
「世紀」は?」
沢田清文->そんなのは「せいき」に決まっているだろ!
俺は帰るぞ!
「そうですよね。世紀ですよね
私がこたえた問題は「天下分け目の関が原の戦い、
・・・は何世紀でしたよね。
そこで、問題よめたのに、
ナゼ次の問題の「世紀」読めなかったのですか?」
沢田清文->なんのことだ・・・
「もしかしたら、読めなかったのではなく。
文字が見えなかったのではないですか?
血でにじんでいたとか・・・
あなたのような名司会者が小学生でも
読めるような漢字読めないわけがありません。
読めないではなくて、「読める状況ではなかった」これが真実では?」
沢田清文->まて!ああそうだ。
血が問題文にかかっていたのは認める。
それは、私の部屋で犯行が起きたということを証明するに過ぎないじゃないか。
私が殺人をしたということにはならない
「ならばどうしてそれを隠そうとしたのですか?
早押し機の故障のためにカメラを止めたのに
なぜ、問題が読めないときに
カメラを止めないでそのまま続けようとしたんですか?
やましいことが何もなければ
血がついていることを堂々といって
問題を変えればよかったじゃないですか」
沢田清文->・・・
「その沈黙は正解と考えてよろしいですか?」
沢田清文->・・・
「よろしいですね!」
沢田清文->あぁ・・・あんたの言うとおりだよ
それにしてもなぜ俺が犯人だとわかった?
何も証拠は残してないはずだが
「残念ながら、富山さんは生前あなたに
殺されるかもしれないと予想されていました」
沢田清文->どうしてだ・・・どうしてそなことがわかる
「富山さんの日記です。
あなたが、麻薬の売人という事を書いてありますよ。
この日記をご覧ください。
いいですか?
あなたはこのお祭りには「参」=3加
中国人「似」=2
このように、数字の前の文字を拾うとですね」
10月12日 あなたはこのお祭りには参加できません。なぜならば私が頭の中でこさえた架空の村、中田村だからです。 下図幹事舞え!後門司!→数漢字前!五文字(と無理やり読む) |
「売人は沢田となるんですよ」
沢田清文->・・・そうか。この日記には
そんなことが隠されてあったのか
「富山さんは麻薬やめたかったのでは?」
沢田清文->ああ、そう言ってきた。
それどころかだから俺にも自首を進めた
しばらくは塀の中か
「なんで、殺してしまったのですか?
あなたのような名司会者が熱くなるなんて・・・」
沢田清文->わたしはねぇ、こんどドラマの出演が決まってたんですよ。
司会でだけでなく
あきらめていた俳優の道がまた開けてきてねぇ
その時の役が殺人犯なんですよ。
こんなチャンスめったにないですか!」
「そうですか。でもドラマの中でも
犯罪者は最後に捕まるもの」
沢田清文->そうだな。そんな大事な原則を忘れていたよ
「そろそろ行きましょうか」