皆様はこちらの人物を御存知でしょうか?
こちらが民俗学の祖といわれております
遠野物語の作者
柳田国男です。
彼の功績は現在までもたたえられておりますが
実は、もう一人。
民俗学に大きな一歩を生み出した人がいます。
それがこちら!
佐々木喜善という人です。
実は喜善は柳田国男に遠野物語の原作となる話を語った
まさに原作者だったのです!
民話というものは古代の遺産ではなく
現在でも脈々と受け継がれている生き物のようなものであり
例えば昔話の浦島太郎を思い浮かべてください。
じつは昔は亀ではなく船にのったり
玉手箱を開けた後、鶴になって千年生きたりした話があるそうです。
もともと日本書紀では亀を助けたという話は無いのですが
後の仏教思想から何もしないのに竜宮にいけたのはおかしいと
亀を助けたエピソードが付け加えられたのです。
他にも地域によって話の内容が変るものもあり
桃太郎の舞台といえば?
もちろん鬼ヶ島ですよね。
でも青森のある地方では
桃太郎は鬼ヶ島ではなく岩木山という山に鬼退治に行ったとあります。
事実、この岩木山を作ったのも鬼、
近くには鬼沢などの地名もあり
鬼をまつる神社もあるので
思いつきで改作したのではなく
その地域地域に根ざした民話となっているわけです。