もう、耐え切れない・・・・・










でも、このままに終わらせたくない・・・・





そうだ、最後にあいつらの人生を狂わしてやる




あっ、でもみつかったら・・




そうだ、

これなら、あいつらも気がつかないわ


これから地獄の業火で私みたいに焼き尽くされてね・・・・












宮下校長「岩佐君ひさしぶりだなぁ」

「ええ、お会いするのは何年振りでしょうか先生」


宮下校長「まさか、お前が警察辞めて探偵なんぞの仕事してるとは
おもわなかったぞ」


「私の性格に会わなかったんですよ。
堅苦しい組織体質がですね。
で、内密の話とは何でしょうか？」

宮下校長「いやな、少し困ったことが起きたんだ・・・」

「困ったこと？」


宮下校長「先日、うちの学校で高島麗華という女子生徒が
自殺したのだが、少しな・・・・」

「なにがあったんです？詳しくお聞かせください」



宮下校長「いや、不可解な遺書をのこしたのだよ。
そしてな、この生徒イジメを苦に自殺したと
もっぱらの噂でな、その遺書に自殺の原因の手がかりがないかと
考えたのだが、わからないのだよ。」

「高島さんとは、どのような生徒でしたかしら？」




宮下校長「クラスの担任の話では、物静かなお嬢様だったそうだ。
Ａ会社の長女だし、それは成績優秀だったぞ
国立もＴ大学希望だし、文句のつけようがないぞ。
部活動も部長を務めるなど熱心な活動で、
県知事賞も獲得しているんだぞ。趣味がこうじて
自宅ではＨＰなんかも作ってたそうだよ。
本当に好きだったんだろうなぁ。
あと、彼女自身の性格だが、
まあ、内気だし、あまり、おしゃべりではかったそうだ
異性とのトラブルはなかったなぁ〜
しかし、内気すぎてなかなか自分の意見がいえない弱さもあったし、
友達作りやグループに入ることも苦手で、クラスでは孤立している
時もあったという話しは聞いたなぁ・・・」

「落ち着かない雰囲気や、
なにか彼女自身がシグナルなんかだしていませんでしたか？」

宮下校長「クラス担任は何もないといっていたぞ。
成績面では特に大きな変化がないが、
あっ草々、国語の藤田先生に『平家物語』のこと
を質問したり、世界史の田崎先生と
「ギリシア神話」のことを話していたそうだ。
実は私も自殺当日、話をしているんだよ。
困ったそぶりはなかったが、夏（８月）の炎天下なのに
長袖の服を着とったなぁ〜。
しかし、君も知っての通り、ここは名門私立だし、
企業のＴＯＰのご子息やご令嬢が集まっているからなぁ〜
でも、今の子ども達だから、心の闇は計り知れんしなぁ。」

「遺書とクラスの名簿を見せていただけますか？」


宮下校長「おお、いいぞ。これだ」

〜クラス名簿〜

〜遺書〜

「先生、私の推測ではありますがどうやら彼女は自分をいじめていた
生徒の名前をきちんと書きこのしていますよ」

宮下校長「なんだって！？」

「それが、きちんとした証拠としての
価値の有無はわかりませんが、・・・
少なくとも彼女がいいたいことが
わかるような気がします・・・・」

「さあ、諸君。暗号に秘められている謎を解き、
高島麗子をいじめていた、犯人は一体誰か？考えたまえ」

さあ、それでは、みなさんお考え下さい。